大人ニキビとターンオーバーの関係
思春期のニキビとは違って治りにくくて繰り返しできてしまうのが大人ニキビです。
原因が多岐に渡っていて生活習慣の乱れなども影響し、炎症を起こしやすいですからニキビ跡として残りやすいという特徴があります。
そんな厄介な大人ニキビをできにくくして治りを早くするには、肌のターンオーバーを整えるのが大切です。
ターンオーバーとは
ターンオーバーとは肌細胞の生まれ変わりのことで、肌の奥で生まれたきれいな細胞が徐々に肌の上へと押し上げられて、最終的には垢として剥がれ落ちるという一連のサイクルのことです。
また、ターンオーバーとはニキビには大きく関係していて、ニキビのできている傷んだ細胞を古い角質として排出することで、ニキビ肌が徐々にきれいになっています。
大人ニキビができている肌のターンオーバーとは正常なサイクルが乱れていて、早すぎたり遅すぎたりしていて、正常な機能を発揮できない状態になっています。
ニキビ肌に触れるとごわごわと肌が固くなっていて水分も少なく、毛穴が詰まっています。
ターンオーバーが早すぎるとまだ肌に必要な角質がはがれてしまって、顔を出した角質は育ちきっていない未熟な細胞ですから、水分を維持できませんし紫外線などの外からの刺激にも弱い状態です。
そのため、ニキビが悪化してしまったりなかなか治ってくれないなどの悩みを抱えてしまいます。
逆にターンオーバーが遅すぎる肌というのは、古い角質がはがれ落ちずに残った状態になっています。
古い角質というのは死んだ細胞で何の機能も持っていませんから、肌の水分も維持できませんし肌に触れるとかさかさとしていて、くすみや乾燥の原因にもなります。
また、古い角質が皮脂と混じって毛穴に詰まりやすくなりますから、新たなニキビができてしまう原因にもなります。
つまり、ターンオーバーを正常に働かせることで、ニキビの悪化を防いでくれて新しいきれいな肌へと生まれ変わり、ニキビの治りを早くしてくれます。
正常なターンオーバーを取り戻すために
正常な肌のターンオーバーは28日周期です。
しっかりとこの周期に肌を戻してあげるためには、洗顔で清潔な肌を維持しながら乾燥などの肌トラブルを防いで、保湿を重視するのが大切です。
角質層を水分で満たしてあげて保湿することで、肌全体のコンディションを高めることができて、肌が持っている本来の機能をしっかりと働かせることができます。
また、ターンオーバーも正常に働くようになりますから、丁寧な洗顔と肌に刺激を与えずにしっかりと保湿するのが基本となります。
生活習慣もターンオーバーには影響しますから、栄養バランスの整った食事を取って、たっぷりと睡眠時間を確保するようにしましょう。